賃貸住宅に老後も住み続ける事に不安はありませんか?
収入が減っても家賃を払い続ける事ができるのか、そもそも高齢者でも賃貸契約を結べるのかなど老後の不安は尽きませんよね。
老後を豊かに過ごすためにも、賃貸と持ち家を比較しながら、老後の住まいについて考えていきましょう。
■老後の賃貸は何が不安なのか?
賃貸住宅に老後も住み続ける上で、一番不安な事は金銭面ではないでしょうか。
老後は収入が減り、医療費などの出費が増えると予想されます。
住居費は一般的に収入の25%以下に納めた方が良いと言われていますので、家賃が年金収入の25%を超えるようであれば、住み替えを検討する必要があるでしょう。
安い賃貸住宅を探したり、地方に移住したりと、家賃を下げる方法はありますが、住み慣れた家で老後を迎えたいという人は、早めに何らかの対策をとらなくてはなりません。
また、高齢者は賃貸物件を借りにくいという話もよく耳にします。
確かに、認知症や孤独死のリスクを避けるため、高齢者には貸したくないという大家さんも存在します。
住む部屋を借りる事は出来るが、選択肢は狭まるという事を頭に入れておきましょう。
加えて、賃貸はリフォームする事ができません。
年齢を重ねて、足腰に不安が生じた場合は、少しの段差も負担に感じてしまいますよね。
そんな時は、住まいのバリアフリー化のためのリフォームを検討する必要があるでしょう。
しかし、ほとんどの賃貸住宅ではリフォームは禁止されているため、高齢者向けの賃貸住宅か施設に移る事を考えなくてはなりません。
■持ち家は老後を助ける!
持ち家も住宅ローンの支払いがあるので、賃貸住宅同様に老後の金銭面に不安が残るのでは?と考える人も多いかもしれません。
しかし住宅ローンは繰り上げて返済をすることが可能です。
完済してしまえば、支払いが大幅に減りますので、老後もゆとりを持って暮らす事が出来るでしょう。
また、ほとんどの人が住宅ローンを組む際に、団体信用生命保険に加入します。
これは、住宅ローンを借りた人が、死亡したり高度障害状態になったりした場合は、残りの住宅ローンを支払わなくても良いという保険です。
この保険には、がんや脳卒中、急性心筋梗塞になった場合も適応されるという三大疾病補償というオプションを付ける事も可能です。
万が一、家族に何かあった場合でも、この保険に加入していれば、住宅ローンの返済に頭を悩ますことなく生活していく事が出来るので安心ですね。
その上、持ち家は資産として、子供に残す事が出来ます。
また、利便性の高い場所に位置していれば、売却して老人ホームの入居費や、新しい住居の購入費に充てる事も可能です。
何よりも、老後も住むところがあるという安心感が、持ち家の魅力であると言えるのではないでしょうか。
■まとめ
家は大きな買い物ですので、決断は容易な事ではありません。
しかし自分の住み慣れた家で、悠々自適な老後を過ごしたいと考えているのであれば、賃貸住宅よりも持ち家の購入を考える事をおすすめします。
老後について考え始めるのに、早すぎるという事はありません。
いざという時に困らないようにするためにも、若いうちから賃貸か持ち家かなど老後の住まいについて考えておく事が大切です。